障がい者は高校卒業後に大学へ進学できる?―アメリカの事例から

アメリカでは知的障害者が大学進学できるシステムが有ります。

社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会というところが出している130ページにも及ぶ海外視察の報告書があります。非常にボリュームがありますが、大変興味深い報告なので、お時間ある方は是非読んでみて下さい。

この報告書でまず印象的だったのが、人は何のために大学に行くのか?という問いかけです。

勉強だけが大学に行く意味ではありません。高校卒業後すぐに就職する方もいますが、一般に多くの方が大学に行く理由は、社会に出る前にもう少し人生の余裕を楽しみたい、もう少し精神的に成長したい、そして多くの友人に出会って青春を謳歌したい、そんな事を楽しみにしているのではないでしょうか。そしてそれは、障害者も全く同じです!どうして障害者は、そういう人生を楽しむ権利が奪われなければならないのでしょう。

今の日本の特別支援学校高等部では職業訓練に偏重した授業が大きなウエイトを占めており、本来の教育の目的である人格形成や生きる力を身につける教育が手薄になっています。なのでせっかく就職しても心が育っていない為、困難なことに直面した時の対処方法等がわからず、離職を余儀なくされる方も多いのだそうです。本来知的障がい者は発達がゆっくりなのですから、健常者よりもっと時間をかけてゆっくり成長できる学びの機会を保障するべきだと書かれています。

目からウロコですよね!

日本では、こういう例を見つけました。東京学芸大学で『一日大学生』というものがあったようです。

たった一日?と思うか、大きな一歩と思うか。

どちらにしろ今は行われていないようですが・・・。

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